機密情報や個人情報を守る
業務で使用しているパソコンには、企業の情報や個人情報がたくさん入っています。
これらの大切な情報をまとめて「機密情報」といいますが、どうやって守ればよいでしょうか?
いくつかの方法がありますので、下で説明します。
対策1: ウイルスの混入を防ぐ
ウイルスが混入し、そのウイルスがまた次のウイルスを呼び込み、それによりパソコンや業務システムに保存されている情報を抜き出し、持ち出されます。
ウイルスが社内へ入らないための対策が必要です。
この対策として、「パソコンにウイルス対策ソフトをインストールする」ことはもとより、「UTM機能付きファイアウォールにて社内にウイルスを侵入させない」などの方法があります。
ウイルスが社内へ入らないための対策が必要です。
解決策:「UTM機能付きファイアウォール」にて社内にウイルスを侵入させない
社内のネットワークの入り口(インターネットへの接続点)にUTM機能付きファイアウォールを設置し、インターネットから入ってくるウイルスを入り口で遮断します。
この方法をIT用語では「入り口対策(いりぐちたいさく)」といいます。
「入り口対策」は、パソコンだけでは対策することができません。いまお使いのルータをUTM機能付きファイアウォールに入れ替えることで、この入り口対策が可能となります。
解決策:「パソコンにウイルス対策ソフトをインストールする」
パソコンに「ウイルス対策ソフト」をインストールしているだけでは、入り口対策はできません。
パソコンにインストールされている「ウイルス対策ソフト」の動きとしては、
一旦ウイルスをパソコン内に取り込んでからチェックします。
パソコンに一旦ウイルスが混入してからの対策で十分と言えるでしょうか?
対策2: ウイルスによる情報の持ち出しを防ぐ
万が一ウイルスに侵入されたとしても、機密情報の情報の持ち出しを防ぐことができれば、被害の拡大を防ぐことができます。
ウイルスが情報を持ち出すためには、一般的に「ボットネット」と呼ばれるネットワークへ接続し情報を持ち出します。
この 「ボットネット」への接続を阻止することで、情報の漏えいの多くを防ぐことができます。
具体的にボットネットへの接続は、どうすれば防げるでしょうか?
解決策:「UTM機能付きファイアウォール」で通信をブロックする
UTM機能付きファイアウォールを使用すれば、全ての通信をモニターし、メーカーが独自に入手したリストと比較し、ボットネットへの接続をブロックすることができます。
注意点
パソコンにインストールする「ウイルス対策ソフト」では、この「出口対策」に対応していない製品が多くを占めます。
皆様がパソコンにインストールされてい「ウイルス対策ソフト」の機能を調べ、「出口対策」がされているか確認してみて下さい。
さらなる知識
以上、情報セキュリティ対策の1つである「ウイルス対策」について解説いたしました。
情報セキュリティ対策は、完璧なものはありません。
少しでも、情報セキュリティのレベルを上げるためにも、正しい知識と最新の情報を得る必要があります。
さらに詳しい情報が必要な場合や、お取引先様への説明が必要な場合は、国家資格「情報処理安全確保支援士 登録セキスペ(第000059号)」がご説明に参ります。
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